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3月3日のひな祭りに合わせて飾る雛人形。
みなさんのご家庭は雛人形をいつしまいますか?
ひな祭りが終わってすぐに片付けるご家庭もあれば、少し時間が経ってから片付けるご家庭もあると思います。
いつ雛人形をしまうのがベストなのでしょうか?
実は大安など縁起の良い日に片付けるということ以上に「天気が良い日」を選んで片付けることが大切なんです。
先負赤口仏滅の日に天気がよければその日でも大丈夫!
なぜなら雛人形で使われている生地は湿気に弱く、雨の日など湿気が多い日にしまうことは湿気を含んだ雛人形をしまうことになるのです。
そのためカラッと晴れた日を選んでしまうことをオススメします!
お雛様をしまう日は天気が大事!
お雛様の着物は絹を使用していることが多く湿気が大敵!
そのためお雛様はお天気が良くカラッとしている日に片付けることが大切です。
片付ける前にはお雛様を風通しの良い場所に少しの時間おき、お雛様を入れるケースも綺麗にして乾かします。
夜よりも日中の明るいうちに片付けをしてください。
夜や雨の日片付けると部屋の「湿気」を人形やケースが吸ったまま片付けることになり人形を傷つけることにもなるからです。
長く飾っておきたくなる雛人形ですが、雛人形は3月3日以降早めに片付ける方が良いとされています。
早めに片付けた方がいい理由 |
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また、地域によっては啓蟄にお雛様をしまうとよいとされています。
啓蟄とは…毎年3月6日頃。大地が温まり冬眠していた虫が春の訪れを感じ穴から出てくる頃 |
つまり、気温が高くなるころに人形を片付けたほうが良いということです。
とはいえ、ご家庭の都合もあると思います。
お雛様はこの日に必ずしまわなければならないという決まりはありません。
お天気と皆さんの予定が合うところでなるべく早めに片付けることをオススメします。
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雛人形は先負赤口仏滅でもしまっていいの?
雛人形を出す日やしまう日に「良い日」を選びたくなりますよね。
縁起の良い日といえば大安を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
とはいえ大吉に片付けられないこともあります。
大吉ではなくても、先負赤口仏滅に片付けても大丈夫です!
なぜなら先ほど説明したようにお雛様を片付けるときに一番大切なことは湿気から守ってあげること。
大安に片付けられれば勿論いいのですが、大安の日に雨だったら…人形が湿気を吸ってしまいます。
そのため運気の前に天気を優先してください。
ですが、「せっかく片付けるなら吉日がいい」という場合は六曜それぞれに「良き時間」があるのでそれを意識してみてはいかがでしょうか。
六曜 | 良き時間帯 |
大安 | 1日中・吉 |
友引 | 朝夕・吉。11-13時は凶。 |
先勝 | 午前中・吉。昼以降は安静が吉(14-18時は凶) |
先負 | 午前中は安静が吉(午前中は凶)、午後から吉。 |
赤口 | 11-13時の間が吉。それ以外は凶。 |
仏滅 | 1日中・安静が吉(終日凶) |
*六曜…その日の吉凶運勢を見るもので6種類ある。六曜はカレンダーに明記していることが多いのでチェックしてみてください。
「早くしまわないと婚期が遅れる」の迷信が生まれた2つの理由
「雛人形は早くしまわないと婚期が遅くなってしまう」という話を聞いたことはありますか?
私は小さい頃からこの話をよく聞き「ひな祭りが終わったら雛人形を早くしまわないとね」と家族で話していたことを覚えています。
そもそも雛人形は子供の健やかな成長と幸せ、将来幸せな結婚ができるように願ったもの。
なぜこのような迷信が生まれたのでしょうか。
大きく分けて2つあります。
迷信が生まれた理由① |
昔は女の子を持つ親にとって、娘をいい人と結婚させることがとても重要視されていた 娘を他家へ嫁がせることを「片付ける」と表現していた ↓ 雛人形をいつまでも片付けない=「嫁がせることが出来ない」と解釈 ↓ 雛人形を早めに片付けた方が良い=「早く良縁に恵まれますように」という意味になる |
また、以下のような教育的視点からこのような迷信が生まれたとも言われています。
迷信が生まれた理由② | |
雛人形を片付けていない
↓ 片付けも出来ない女性と見なされる |
ひな祭り行事が終わって早々に片付ける
↓ 行事を大切にしている女性 |
↓
片付けが出来る女性はいい家庭を築くことができる 早く雛人形を片付けた方が良い |
「雛人形の片付けが遅くなると婚期が遅れる」という言い伝えは昭和に入ってから言われるようになりました。
その背景には戦争があります。
太平洋戦争で多くの男性が戦地へ出向きました。
結婚適齢期を迎える女性が多くなり娘らが良縁に恵まれるよう、このような教育的迷信が生まれたという説もあります。
雛人形を早く片付けることは女性としての振る舞いやあり方を示し、さらにそこに女の子の良縁を願う想いが重なり受け継がれているんですね。
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お雛様をしまう日は天気優先で! | まとめ
お雛様をしまう日は大吉などの吉日以上に、天気の良い日を選ぶことの大切さについてお伝えしました。
先負赤口仏滅の日であっても天気がよければその日に片付けてしまいましょう! |
湿気が大敵のお雛様。
カラッとした日にしまうことは雛人形の保管の上でとても大切です。
お雛様に託された子供の成長、幸せな結婚といった願いや想いが詰まっているからこそ片付けもしっかりして大切に保管していきたいですね。
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