七草粥

季節の行事・イベント

七草粥とはいつ食べるもの?本当は朝が理想だけれど夜食べてもいいんです!

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1月7日に食べる習慣のある「七草粥」。

七草粥は朝食べたほうがいい」と聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

本来は朝食べる習わしがありましたが、実は夜に食べてもいいんです。

朝バタバタ用意するより夜にゆっくり準備して七草粥をいただけるのであればその方がいいですよね。

何よりもお粥は胃に優しく消化にいい食べ物。

夕食にもピッタリです!

「七草粥は朝に食べなければならない」ではなく、あなたのライフスタイルに合わせて食べる時間を決めてみてはいかがでしょうか。

 

七草粥は消化に良く夜食べてもいい

七草粥を食べるのは本来朝ですが、夜食べてもいいんです

本来は1/6夜に七草粥の支度をして1/7朝にお粥を炊くのが理想ですが、

  • 朝にお粥を炊く時間がない
  • 朝はあまり食欲がない
  • 朝はパン派

など朝食にお粥を炊いて食べることが難しいこともありますよね。

七草粥

七草粥に入っている七草には正月のご馳走で疲れた身体に、寒い冬を乗り切るために、とても効果的な要素がたくさんあります。

七草 効果
セリ 風邪・インフルエンザ予防、疲労回復、冷え性、貧血予防
ナズナ 風邪予防、健胃、食欲増進
ゴギョウ 咳や喉の痛みの緩和
ハコベラ 利尿作用、むくみ緩和
ホトケノザ 解熱、健胃、高血圧予防、
スズナ シミ・ソバカス予防、貧血予防、リラクゼーション
スズシロ 二日酔い、健胃、ヒビ・アカギレ予防、咳や喉の痛みの緩和、殺菌

昔の人がこの栄養素のことも知って七草を選んだのかは分かりませんが、この時期に食べる食材としてはとても身体に優しく、嬉しい効果も期待されますよね。

そして、何より「お粥」そのものには女性にとって嬉しいデトックス効果があります。

お粥は胃腸に負担をかけず、水分と栄養分を身体に届けてくれるんです。

お粥の効果
・体を温める

・血液、リンパの流れが良くなる

免疫力アップ、肌荒れ改善、冷え性改善、腸内環境を整えてくれる

胃の中の消化を考えると夕食は寝る3時間前に食べるのがベストと言われています。

また胃への負担を考えると油っぽいものを食べ続けるよりも、胃に優しいものを取り入れることも大切です。

そこで活躍するのが七草粥です。

身体に優しいお粥と七草

朝は忙しいけれど、夜だとゆっくりお粥を作って食べたい方は夕食に七草粥を取り入れてみてください

 

忙しい人にとってフリーズドライの七草は便利ですね!

 

 

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七草粥とは本来朝に食べるものだった

七草粥は元々は朝に食べるものでした

それはなぜでしょうか?

古代中国では1月7日に出世を決める催事が行われており、「出世が出来るように」その日の朝に「七種菜羹しちしゅさいこう」を食べていました

その風習を日本でも引き継いでいるという説があり、また七草粥を作る工程も以下のように伝わっています。

1月6日の夜、あらかじめ用意したセリ、ナズナ、ゴ(オ)ギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの「七草」をまな板の上に載せ、以下の歌を歌いながらしゃもじやお玉杓子、包丁の背などで叩いて細かくする。

 “七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン”

明けて7日の朝に粥を炊き、叩いた七草と塩を入れて七草粥にする。そして朝食として食べる

(引用元/Wikipedia 七草がゆ)

七草

1月6日の夜に準備をして1月7日の朝に粥を炊く。そして朝食として食べることがスタンダードな形なんですね。

正月料理で疲れた胃を休めるために七草粥を食べる、という意味も七草にはありますが、元々は無病息災を祈って食べるようになったものです。

そして1月7日は一般的に正月飾りを飾る最終日でもあります。

正月飾りを外すという日の朝に季節の節目として「七草粥」を食べることで気持ちも身体のリセットもしてきたのですね。

七草粥の効果・役割
元々は、邪気払い・無病息災祈願

のちに「正月料理で疲れた胃を休める」=「野菜が不足する冬に必要な栄養を取る」 という意味も加わる

 

 

七草とは「五節句」の1つでその時に食べるのが「七草粥」

七草を食べる日は1月7日。

そもそもなぜ七草粥を食べる風習が出来たのでしょうか?

七草粥の風習が根付くまで
日本:古代から年の初めに雪の間から芽を出した草を摘む若菜摘みという風習があった

中国:旧暦1月7日に七種菜羹しちしゅさいこうという七種類の野菜を入れた汁物を食べて無病息災を願う風習があった

中国の風習が日本に入ってくる

元々日本にあった若菜摘みと結びつき、七草粥の風習が日本で根付くようになる

「七草粥」は元々日本にあった風習が中国から入ってきた風習と合致して日本に広がることになったんです。

 

この1月7日は人日じんじつ節句せっくと言われる日で、この日に七草粥を食べる風習は平安時代から行われていました

節句は1年に5回あります。

五節句
1月7日 人日じんじつ(七草)の節句
3月3日 上巳じょうし(桃)の節句
5月5日 端午たんご菖蒲しょうぶ)の節句
7月7日 七夕(笹)の節句
9月9日 重陽ちょうよう(菊)の節句

季節の節目となる日に食べる「節句料理」がそれぞれあり、1月7日の節句料理として続いているのが「七草粥」です。

七草粥

 

七草粥の七草は決まった七草を用意しなくてはいけないのか?
今の七草が昔から食べられていたわけではありませんでした。

地域によって取れるもの、特に冬場の1〜2月に取れる葉物は限られており地域性が出ていたんです。

七草粥には必ずしも決まった七草を用意しなくても、冷蔵庫に入っている葉物野菜やお餅を入れてアレンジしても美味しくできますよ。

 

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七草粥は朝でも夜食べてもOK! | おわりに

七草粥は本来は朝食べるものだけれども夜食べてもいい、ということをお伝えしてきました。

古代日本にある風習が形を変えてもこうして現代に伝わっていること。

こういった風習を大事にしていきたいですね。

七草粥は夜だと効果がない、ということはありません。

正月疲れを身体の中からリセットしてデトックスできるのが七草粥です

七草粥本来の目的である「1年無病息災」を祈ってゆっくり食べる時間が夜であれば夜に、ご自分のライフスタイルに合わせた形で取り入れてみてくださいね。

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